コロナ禍に大雨&台風災害が発生したらどうしたらいい? しっかりと備えておきたい対策集
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確かにわかりやすいイラストですが、巨大台風の接近が予想されている、といった状況でなければ、なかなか5日前を起点として準備するというのは、一般の方には難しいのではと思います。特に今回の九州南部での大雨のように、前日の夜の段階でも正確な降水量の見積もりが難しく、結果として夜中にいきなり避難勧告、すぐに特別警報となり準備も何もないまま災害に見舞われてしまう場合もあります。
おすすめは、まずブラタモリのタモリさんになったつもりで自宅の周辺の地形を眺めつつ散歩してみることです。どこからどのように水が流れるのか、集まった水はどこへ行くのか、この崖が崩れたらどうなるのか、この川が溢れたらどこまで水が行きそうか、地震で建物が倒れたら道は使えそうか、火の手が上がったらどうなりそうか、、、自宅の周辺だけで結構です。その場所にとって耐えられる災害と危ない災害がある程度わかると思います。このうえで各自治体から出ているハザードマップをご覧ください。だいたい、散歩して感じたことと感覚的にあっているものが見えると思います(さらに調べられる方は、過去の水害や土砂災害、地震や津波のときにどんな被害が自宅周辺で発生したかを調べてみてください)。
あとは自宅の周辺にとって危なそうな災害に対して、特にアンテナを高くしておくようにし、避難勧告などを待たずに自分の感覚を優先してすぐに避難ができるように準備をしておけばよいのです。この場合の避難とは、別に避難所も設営されてないところへ行けというのではありません。実家、親戚、友人、ホテルなど自宅以外で安全に過ごせる場所を事前に確保しておくだけでよいのです。避難所で病気をもらう心配もぐっと減らせます。
もとより、自治体が開設する避難所というのは、事前に自助努力で避難する場所を確保できない人が止むを得ず利用するという位置づけです。まずは自助、その次が公助です。日常でも非常時でもこの原則は変わりません。1人でも多くの方が自助でなんとかしてもらえれば、その分のリソースをもっと危ない人のために割くことができ、助かる命を増やすことにもつながります。
今回の大雨でまた多くの命が失われてしまいました。亡くなった方が身をもって教えてくださっていることを真摯に学ぶ機会と捉えていただければとおもいます。