藤井聡太七段(17歳)最強将棋ソフトが6億手以上読んでようやく最善と判断する異次元の手を23分で指す
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当然ながら聡太くんは6億手も読んでるわけはなく(読んでてもせいぜい1000手のオーダー)、それでいて同じ手が指せているわけで、ここからわかるのは、人間の能力は「読む」ことではなく「読まない」ことにあるということ。つまり一瞬で99.999%の枝刈りができる。
注目のコメント
なんだか「六億手」という言葉が独り歩きしそうなのでコメントしておきますが、当然そのソフトがどのような戦略を取っているかで読み筋は変わりますのでご注意を。記事はあくまでも「水匠の最新バージョン(水匠2)」を使った場合。
ずっとまえ、AIがプロ棋士に勝利し始めた頃、下記の記事にコメントしたことと同じことを言葉を変えて書きます。AIがどんなに強くなろうと、我々は人間同士の、人間臭い、人間ドラマが見たいんです。
と同時に、プロピッカーを少なくとも2年半くらいしている自分に驚き。
台頭する将棋AIと羽生善治永世七冠を見て思うこと
https://newspicks.com/news/2727090https://twitter.com/hifumikato/status/1277482753143918594?s=21
加藤一二三さんのTwitterから
コンピュータソフトが6億手読み切った所で最善手として提示される異次元の一手を、藤井聡太七段は実戦譜に置いて僅か考慮時間23分にして指したことが話題になっていますが、AIを過大評価する一方で、天才棋士の頭脳のきらめきやひらめきを、そもそも軽視しすぎの世の中ではないかと歯痒い想いがする。以前どこかで「知能の高い人ほど脳の神経回路がシンプル」ということを聞いたことがある。
おそらく藤井七段もそうなのだと思う。つまり、知能の高い人は原理から物事を考えるので思考に無駄がない。よって脳の中もシンプル。
でもそうでない人は、暗記というか、「こういう場合はこうする」みたいなハウツー形式に当て嵌めて思考するので、暗記すべきことが山ほど増えてしまい、かえって物事を複雑化させる。
なので将棋ソフトで言えば「6億手」なのだろうけども、藤井七段の頭の中ではもう少しシンプルなはず。そうでなければこのような快挙は成し得ないのではないか。