米FB、憎悪に満ちた広告禁止へ ユニリーバもボイコットに参加
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これ,ポイントが二つあるのに,タイトルと記事内容がそれを混同しちゃった記事ですね。
論点ときちんと整理すると,
1)ブランド広告主によるFacebookへの出稿中止
2)Facebook社による,攻撃的な広告の掲載排除
の二つがあるのに,それがぐちゃぐちゃになっている。
1)の視点だと,ブランド広告主がFBへの出稿を取りやめる理由は,「FBに掲載されている広告があまりにも酷すぎる」という点と「FBにアップされている一部の意見があまりにも酷い」という2点がある。後者については,ネット広告のブランド毀損問題としてよく議論されており,ソーシャルメディア 自体の信頼性の問題でもある。
一方,前者はブランド既存というよりも,広告メディアとしてのFBの広告審査が怠慢であるという問題。まぁ,この辺りは日本のFBでも優良誤認や有利誤認な広告が一向に減らないし,正直言って単なるメディアの怠慢でしかない。
米国の広告マーケットだと割と個人や団体でも広告を使うので,きちんと審査をしないとあっという間に危ない広告で溢れてしまうのは想像がつく。
2)の視点では,それをやっとFBが重い腰をあげたというだけの話。
なので,タイトルから見ると「クライアントとメディアが協力して」みたいな印象があるけど実は全然そんなことはない。
単に「ブランド広告主は,FBはコンテンツも広告も酷すぎるので広告を出すのやめまーす」だし,「FBは,ブランド広告主の出稿がなくなると困るから審査ちゃんとやります!」って言っているだけ。
個人の発言ということで,個人のアップするエントリーについては表現の自由などの視点で制限をかけていくのは難しいと思うが,ビジネスとしての広告であればメディアは自社のポリシーに則って審査はしなきゃダメでしょ。じゃないと,メディアとして広告費のためにヘイトなど意見拡散に加担をしたという事実になってしまう。それがメディアのポリシーなら今更広告審査の厳格化はする必要ないし。
注目のコメント
最近感じるのがお金のやり取りだけで上も下も付けるべきではないと思ってて、つまりクライアントが偉いとかメディアが下とかそういうことじゃなく、もっとフェアに双方が寄り添うべきかな、と。そもそもメディアとクライアントは共存共栄の関係にある。
これだけ変化の早い時代において、メディアも世の中の流れに合わせて時に方針を変えねばならないこともある。それによってメディアとして存続の危機もあったりするかもしれない。そういう時にそれまでお世話になったメディア側に寄り添えるクライアントはどれだけいるだろうか。こうしたボイコットもメディアのため、ということもあるだろうけど媒体費でしか関係を繋げられていないなら果たしてそうだろうか。
個の時代ではお金だけで優秀な人材を止める事はできない。実は同じようなことが起きてくる。大きく時代が変わろうとしている。正直マスと違って色々カオスだったデジタルも少しづつ整理されていくという動きの一つでしょう。長い目でみれば新しいメディアが生まれる過程のワンステップ。最初はなんでもありで始まって、段々整理されていくはずなので。そのうちステマと変わらないようなネイティブ広告なんかも色々な形である程度規制されていくだろうと思っています。
同時にそれだけAIというか…画像認識やテキスト内容の認識による自動判別の精度も上げられるようになった…とも言えるでしょうね…