東証反発、252円高 欧米株高を好感、買い優勢
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日経平均株価は252円高で3日ぶりの反発となっています。
米国株はNYダウが299ドル高と反発、NASDAQも1万ポイントを回復、今朝の東京市場はこれらを好感し164円高と反発して始まりました。
この日は株主総会集中日でしたが、この時期特有の配当還流に加え、ボーナス支給や定額給付金もあるのか、底堅く推移しました。
米国の新規感染者数が過去最高の4万人近くとなり、第二波警戒から揺り戻し懸念も無くはありませんでしが、好需給で押し上げた格好です。
自社株買い発表のSBGが上げた他、5G期待から富士通やNEC、半導体関連など堅調でした。
週を通せば33円高と小幅に続伸、スパコン富岳で世界一奪還やディズニー7月再開もあり、景気回復期待が優勢でした。
来週は月末月初で7月入り、国内は日銀短観、米国からは雇用統計が出て来ます。
日柄調整こなしつつジリ高継続と観ますが、1日の香港返還記念日までに国家安全法が成立すると見られ「米中対立」も「第二波警戒」に続くかく乱要因となる可能性もありそうです。かつて不公正な取引としてバブルの時代に日米構造協議で槍玉に挙げられた電電ファミリーのケイレツ取引が大復活しそうな予感。IoTと5Gの時代にプラットフォーム上でケイレツがデジタルデータのやり取りという形で復活したら、実は最強なのかもしれない。トヨタとも資本業務提携しているし、結構凄いオールジャパンのプラットフォームができるかもよ?? 「米中対立で日本株は買い」という声が去年は結構あったけど、脱ファーウエイの流れを日本企業連合が掴むなら、あながち嘘ではなさそうだ。
日経平均全体で見ればそこは堅いかもしれません。
しかしポジティブなニュースが散見されながらも、戻しが弱いのはやはりコロナ第2波への懸念ですね。
航空・旅行銘柄への投資は少し怖い状況ではあります。