IMF、20年世界成長見通し4.9%減に下方修正 コロナ影響深刻
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6/2に出ていた世界銀行の予測がマイナス5.2%でしたから、このマイナス4.9%という数字にはほぼサプライズ無し。一部で新型コロナ第二波懸念は高まっているものの、原油価格が持ち直していることなども影響しているかもしれません。
なお、日本は、IMFでマイナス5.8%、世界銀行でマイナス6.1%で、ユーロ圏等に比べて違いが小さく予想が6%程度に収斂している形です。
もっとも、今月の米雇用統計の大外しなど、少なくとも民間の経済予測は当たらなくなっていますので、これらの数値もどこまで当たるのか…下方改定が相次いでいるのは、コロナ禍の悪影響が想定以上に強いからでもありますが、こうした形での経済危機はまさに近年まれに見るものですので、IMFとはいえきちんとした分析や予測が困難なのだと考えた方が良さそうです。
第二波が軽ければ上振れも予想されますが、実感なき景気回復が続きそうです。