【タニタ社長】会社員とフリーランスのいいとこ取りを目指す理由

2020/6/18
体重計や体脂肪計のメーカーから、ヘルシーな社食メニューを提供するレストランなど、健康づくりを支援する「健康総合企業」へと変貌したタニタ。
この健康をつくるという新たな挑戦を指揮してきたのが、創業者一族の3代目にあたる谷田千里氏だ。
2008年の社長就任以来、健康総合ビジネスを切り開いただけでなく、2017年から希望する社員を対象に会社と個人事業主として契約し、組織に縛られることなく、従来と同じ業務を請け負う「個人事業主制度(日本活性化プロジェクト)」という新しい働き方をスタートさせている。
谷田社長曰く、安定した「会社員」と、組織に縛られず働ける「フリーランス」のいいとこ取りの仕組み──がコンセプトだ。
コロナによるリモートワークの普及により、急速に自律的な働き方が求められる今。
独立でもなく、副業でもない新しい会社と個人の関係性、働き方のアイデアは、注目に値する。
そもそも谷田氏はこの制度を、どのような経緯で発案したのか。その真意と、理想の“アンチ・働き方改革”について聞いた。

会社を倒産させる悪夢