沖縄県知事支持派が過半数を維持 県議選、辺野古反対も
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注目のコメント
沖縄の意思は明確です。投票率は低かったのですが、逆説的に言うと、そのことが意思の強さをよりリアルに表しているように見えます。沖縄の強い意思を前提に政府は話し合いを続けなければなりません。そして、新たな問題は、辺野古の軟弱地盤です。政府は「2022年度またはその後」としてきた普天間飛行場の返還時期は30年代半ば以降にずれ込むと修正しています。莫大な費用をかけて7万7000本もの杭を打ち込む工事は前代未聞です。そもそも完成できないのではないかとの疑念があります。イージスアショワの誤計測問題にしてもそうですが、議論の前提が土台から崩れるような事態が相次いでいます。コロナの時代のキーワードは、リセットです。リセットして一から立て直す時期ではないかと思います。
Black lives matterのニュースでも書きましたが、日本に大和民族として生まれ、マジョリティーとして生きた経験しかないと、マイノリティーの気持ちはなかなかわからないものです。
https://newspicks.com/news/4969759?ref=notification
もしかしたら、日本の最大のマイノリティーグループは、琉球民族かもしれません。彼らも本当に多くの苦難を経てきました。もしかしたら、日本国内の大和民族と琉球民族は、アメリカの白人と黒人の構図と似た面もあるのかもしれません。
国防上の損得だけじゃ割り切れない問題が、ここにもあるのでしょう。右か左かというのは事の矮小化です。マジョリティーとして生まれた人は、マイノリティーの苦しみや悲しみに寄り添う気持ちを忘れてはなりません。知事与党はかろうじて過半数維持。自民党は議席を伸ばしており、低投票率のもとで必ずしも知事与党にとっては楽な戦いではなかったようです。コロナの影響で中央からの応援合戦が鳴りをひそめたことが逆に、中央の自公が推進の立場に立つ辺野古移設の問題を先鋭化させない効果を生んだのかもしれません。