日立 在宅勤務を標準へ コロナを機に新たな働き方に転換
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日立はもともと、ジョブ型の働きを推進していたことが、今回のコロナ禍の働きでプラスに作用していたとのことです。
主なポイントはこちら
・A3の大きな用紙と違い、オンライン会議では細かいこと資料に盛り込んでも読めないので、資料がシンプルになった
・言葉でクリアに表現しないとコミュニケーションできない。リアルだと雰囲気でカバーできてしまうのとは大きな違い。結果として、会議が短くなった
・一方、幸せは3密を求める、なのでバーチャル3密をトライアルしたいと考えている。
・今取り組んでいるのは、欧米企業のように、契約時に仕事内容とそれに必要なスキルと経験の記載するようなジョブディスクリプションを作成している。そのひな型を作り、6月から試験運用する。
社員が自らそのポジションに手を挙げられるような組織にしたい
・働く時間の長さで評価しない、性別や国籍、年齢関係なくポジションを与える
・子会社の日立ヴァンダラではすでに平均6割が在宅。これを踏まえ、今後は5-6割在宅勤務を基本ベースにする
・採用ではオンライン面接により、リアルで会わなくても内定者が出る公算が出てきた
・「新卒採用」という概念をやめようと考えている。ファーストキャリアとして日立に入社する。ジョブ型制度に完全移行すれば、大学院で高度なデジタルスキルを身に付けていたら、新卒一律の給与ではなく、相応のポジションと給与を提供するのが常態となる弊社、WAmazingは訪日外国人旅行者向けスタートアップのため、コロナの直撃を受けてしまいコスト削減のため4末をもって大家さんにオフィス退去通知を出しました。(6か月前通知のため10月まではオフィスがあります)
そのため、弊社も「デフォルトがリモートワーク」となり、緊急事態宣言解除後は「任意出社(好きな時に出社していいよ)」となります。
私自身、会社に行くことは好きですが、毎日、週5日じゃなくてもいいとは思います。かといって、ずっとリモートワークなのも、つらい。
その日の予定や、仕事の計画次第で、最もパフォーマンスがあがる方法を、個人が選択できる、そんな働き方が理想だと思います。
ベースとなるのは、自律した働き方。
今まで「デフォルト出社、リモートワークも可」としてきた企業はすぐに、
「デフォルト、リモートワーク。出社も可」に変更できるはずです。
私は、今は、いろいろ考えて、わくわくしており、
・例えば弊社は、地方の観光資源とインバウンドをマッチングする会社なので、企業誘致に熱心な自治体の誘いに応じて、2か月ごとにリアル本社を旅させるのもいいかもしれない
とか
・バーチャルオフィスで、雑談しながらリモートワークもいいかもしれない
とか
楽しい計画がどんどん浮かんでくるんですよね。
「あって当然だと思っているもの」「べき論」などを手放すと、新しいものを手に入れられるなぁ!と、思っています。「従業員の成果を適正に評価することが課題になります」「職務に応じて賃金を決める「ジョブ型」と呼ばれる制度」否定し難い打ち出しこそ、大きな問題を孕むものです。
バブル崩壊以降、成果主義が一世を風靡しましたが、これらの観念論は定着しませんでした。観念論好みの経営者を満足させるための、人事のアリバイづくりの制度のための制度だったからです。
日本の社会構造、企業文化、企業マネジメント、働く人の意識など、様々なファクターが、連関して会社の今が在ります。観念論が機能しない本因が、ここに在ります。
日立のような大企業において、「転換」を言うなら、平易に誰もが思い付くようなコメントではなでく、日立なりの積み重ねてきた特異な見解が、あっても良いように思います。