[21日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディア<NVDA.O>が21日発表した第2・四半期(5─7月)の売上高見通しは、アナリスト予想を上回った。新型コロナウイルス流行で在宅業務が増加していることなどを背景に、データセンターで使用される半導体チップの需要が急増した。

第2・四半期の売上高見通しは、36億5000万ドルプラスマイナス2%。これには69億ドルで買収したイスラエルの半導体企業による寄与も含まれているという。リフィニティブによると、アナリスト予想平均は32億9000万ドル。

第1・四半期(2─4月)決算は、売上高が39%増の30億8000万ドル。データセンター事業の売上高が前年同期比80%増の11億4000万ドルと、四半期売上高として初めて10億ドルを突破。アナリスト予想の10億7000万ドルも上回った。

純利益は9億1700万ドル(1株当たり1.47ドル)と、前年同期の3億9400万ドル(同0.64ドル)から増加した。

ジェンスン・ファン最高経営責任者は「当社はクラウドコンピューティングと人工知能(AI)という現代の最も強力な技術力を前進させる上で優位な立場にある」との見方を示した。

エヌビディアの株価は、引け後の時間外取引で0.4%上昇した。

*内容を追加しました。