[13日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>とカリフォルニア州アラメダ郡当局は、同郡にある主力工場の操業を早ければ週明け18日に再開すことで合意した。郡当局が12日明らかにした。

テスラのフリーモント工場があるアラメダ郡はツイッターへの投稿で、工場の操業再開を巡り、テスラが「早ければ来週の工場再開の可能性に備えた」追加措置を講じることで合意したと発表した。

テスラのマスク最高経営責任者(CEO)も「人生を生きねばならない」とツイートした。

テスラの株価は午前の取引で一時約1%上昇した。

テスラの工場再開を巡っては先週から同社と地元当局の衝突が続いていた。

マスクCEOは先週8日から生産を再開する方針を示していたが、アラメダ郡保健当局は、新型コロナウイルス感染状況を見極めたいとして、テスラを含む製造業の工場再開を少なくともあと1週間遅らせるよう促し、再開を認めなかった。

テスラは翌日、同郡を提訴。マスクCEOはテキサス、もしくはネバダ州への移転を警告したほか、11日に生産を再開すると表明し、「(当局は)誰かを逮捕するなら私だけにすべきだ」とツイッターに投稿した。

米経済活動の再開に積極的なトランプ大統領も12日、カリフォルニア州にテスラの工場再開を認めるよう要求していた。