「特定警戒」「拡大注意」「観察」都道府県を3分割 専門家会議提言案
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具体的な数値基準とともに、警戒レベルを段階分けするのはとてもよいと思います。
各自治体も一般市民も見通しが立てられますし。
あとは、いったん決めたからといって、今後もし現実に則さない事態になるようなことがあれば、この案に固執せず、柔軟に変更を検討していってよいと思います。ころころ変更して振り回すようなことはまずいですが、随時評価していくことは大事と思います。他の感染症でもそうですが、リスクに応じて適切なレベルでのガードを行うのが重要です。リスク評価を定期的に繰り返し、地域ごとにガードを上げたり下げたりすることで、経済活動の再開を早めることができると思います。
これまで客観的な指標がなかったので、「新たな区分となる「感染拡大注意」では、特定警戒の直近1週間に報告された人口10万人当たりの累積感染者数や感染経路不明者の割合の半分程度などに達していることを目安とする」といった具体的な数値目標を設定しているのも評価される点だと思います。多くの指標が連続変数であり、実際には状況をこのように3つにくっきり分けられることはないですが、多くの人に身の回りの状況を分かりやすく把握してもらうという意味では、このような形をとるのが理に適っていると思います。
これまでの感染流行で、感染者数などの指標は現在の流行状況を必ずしも反映せず、週単位で遅れが出るということを学んできたと思います。
感染流行は動的なものですから、静的な指標を過信するのは間違いのもとです。個人レベルでは、示された目安を絶対的なものと捉えず、変化に敏感になるというのも大切かもしれません。例えば、青信号から黄色信号へ変化したばかりの地域はすでにリスクが高い状況で、以前から黄色信号の地域や赤色から黄色に変わった地域のそれとは意味合いが異なり、もう赤信号に近い状態かもしれないと危機感を持つ、などということです。