首相「早ければ7月に治験開始見込み」新型コロナのワクチン
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日本国産のワクチン研究の結果が分かるのは、欧米諸国と比べると3-4ヶ月遅れになるかもしれません。しかしその分、試験過程において、他国で先に明らかになるであろう知見を活かすことができるかもしれません。ステップの遅れを嘆いても益は少なく、順調に進むことを願うのみです。
一方で、米国では新たな臨床試験の手法が議論されはじめ、注目しています。従来、ワクチンの有効性を評価する第三相試験は、ワクチンを接種した人としていない人を比較して、感染率を比較するというものですが、この試験には、非常に多くの方の参加を必要とし、時間もかかります。
この代替案として、少数の健康な若者にワクチンを接種し、その後にウイルスを投与するという手法が検討されています。健康な人に毒性のある病原体を投与するというのは、これまで禁じ手と考えられてきましたが、この場合、感染率が上昇する分、被験者が少なく済む、仮に副作用があった場合の被害を最小限に留められる、そして自然な感染を待たなくて良いので結果も即座に得られるなどのメリットがあります。
また、世界的な情勢から、協力者も十分得られるのではないかということです。米国CDCが最終的にこのような判断に踏み切るか、その動向にも注目です。以前より早ければ7月から治験、といわれていたので、順調なようでなにより。
国内の新型コロナワクチン開発についてはこちらがわかりやすいです。
https://newspicks.com/news/4837186/body/?ref=user_3246554
いくら有効な薬があっても、感染を世界的に収束させるにはワクチンでの感染予防が必須です。
欧米で先に開発されたとしても、すぐに日本にまでは流通しないであろうと考えると、国内でのワクチン開発もとても大事なのです。