コロナの逆風ものともせず…中東拠点の新LCC2社、「離陸」へ準備着々
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ドバイとアブダビを比較すると、ドバイではエミレーツ航空とマイレージなどで提携しているフライドバイというLCCがシェアを拡大しているのに対し、アブダビは地元資本のLCCがないほか外資LCCの就航も少ないように見受けられます。
UAEでは建設業やサービス業を中心にアジアやアフリカからの出稼ぎ労働者が大変多く、人口の実に7割から8割が外国人というデータもあります。出稼ぎですから当然本国との間の交通手段は重要で、実際に外国人として最も多いインドのLCCはすでに多くの路線を持っています。インドだけでなく他の国との間にもLCCが食い込む余地が大いにある、と考えているということでしょう。
UAE自体が外国人労働者に支えられている以上、コロナ後といってもさほど航空需要は減らないと強気に考えられるということが言えそうです。
日本も少なからず外国人労働者に支えられていますので、コロナ対策を語るときには彼らの目線は忘れてはならないと思いました。中東勢の狙いや如何に。その狙いは桁違いの成長が予想されるアフリカの、空の玄関としての地位か。
記事中エア・アラビアのアデル・アリCEOは「空と空港が開かれ、顧客が再び航空機に乗れるようになればすぐ開始する準備を整えている」と強調する。UAEの空港は最近も航空機の発着があるが、大半は貨物便か、外国に留め置かれた人らの送還便となっている。
たしかにStayhomeのウィズコロナ時代だからこそ、人よりも貨物需要が更に伸びていくものと想定されますが、それは現在の需要の変化。その裏では新たな人々が経済力をつけており、ビジネスや世界を見たいという需要が膨大に生まれようとしています。また人口ボーナスも大きく、2050年には世界人口の4人に1人がアフリカ人となるそうです。
就航地や便数がまだまだ少ないアフリカへは、エティハドブランドと価格を武器に新たなLCCが生まれれば、十分に食い込める可能性が高いのではないでしょうか。中東で航空会社が増えていくのは何故なのか
EmiratesとEtihadはさらにフルサービスを拡充させ、A380の退役が近づいてる中でフルビジネスクラスの導入など利益率の獲得に奔走しそう
LCCでもってEconomyの利用率アップでダブルの利益獲得を目指しているとも。。
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