ソフトバンクG、前期純損失9000億円へ拡大ー米ウィーワーク痛手
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注目のコメント
SBGのプレスリリースより下記。
> 「前回の予想発表時には、当該営業外損失を合計約8,000億円と見込んでいまし たが、今回の予想では合計1兆円超になると見込んでいます。このうち、WeWorkへの投資、ローンコミットメント及び金融保証契約に係る損失は約7,000億円です。WeWorkに対するローンコミ ットメント及び金融保証契約の公正価値評価から生じる損失を新たに認識する見込みとなったため、前回発表時よりも損失見込み額が増加しました。」
これは私は完全に理解しているわけではないのですが、SBGが既に「将来要請があれば貸し付けるよ」とコミットしているWeWork向けのローンコミットメント額が、要請通り全部ドローダウンされた場合、その瞬間にMark-to-market(公正価値評価)で貸付額の数割を与信費用として損失処理しないといけないということなのでしょうかね。
確かにWeWorkの社債(7.875%/期限2025年)のプライスは現在36centですので、仮にローンが社債と同じストラクチャー(クーポン・期限・優先順位など)であったら、SBGは貸し付けた瞬間に64%の損失を認識するような会計処理が必要そうです。
社債のプライス↓
https://www.boerse-berlin.com/index.php/Bonds?isin=USU96217AA99一応言うと、一つのファンドとしてはかなり良い結果をこれまで残しているので、このニュースだけで是非を問うのはよろしくないとは思います。
ただ、孫さんの考え方やファンドのあり方が個人的には面白さを感じないんですよね。結局儲かればいいとしか見ていないように思いますし、一つ一つの事業の意味とか価値とかにまで焦点を当てているのかっていうとたぶん違いますよね。
WeWorkやペット事業がこれからの社会、人類へ新たな未来を見せてくれるサービスとは言えないと思います。
どんな組織もそうですが、結局は組織の器は代表の器に比例します。
そして、代表のこれまでの人生観や価値観からサービスが作られる以上、ここをとことんまで突き詰めていくことが代表としての責務だと思います。