【新】世界トップティーチャーが率いる「オンライン授業」最前線

2020/5/1
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する連載「The Prophet」。今回登場するのは、「世界トップティーチャー」として話題の、立命館小学校教諭・正頭英和氏だ。
昨年、「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「グローバル・ティーチャー賞(Global Teacher Prize)」で、世界約150カ国、約3万人の中から、日本人小学校教員として初めてトップ10に選出された正頭氏。
ICT教育(パソコンやタブレット端末、インターネットなどのIT技術を活用した教育手法)がなかなか進まない日本において、オンラインゲームを活用した画期的な英語教育への取り組みが評価されている。
「Global Teacher Prize 2019」の表彰式にて(写真:正頭氏提供)
立命館小学校のICT教育部長でもある正頭氏は、このたびのコロナ下で、休校期間中のオンライン授業の仕組みづくりを一手に担うことになった。
今回のインタビューでは、コロナがもたらした教育への気づきから、「アフターコロナ」の学校のあり方、家庭での学びのアプローチまで、正頭氏が捉えた「教育・子育てのシフトチェンジ」を、全3回でお届けする。
正頭英和(しょうとう・ひでかず)
立命館小学校教諭。1983年大阪府生まれ。関西外国語大学外国語学部卒業。関西大学大学院修了(外国語教育学修士)。京都市立公立中学校、立命館中学校・高等学校を経て現職。「英語」の授業に加えて「ICT科」の授業も指導する。2019年、「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「Global Teacher Prize」のトップ10に選出。新刊『子どもの未来が変わる 英語の教科書』(講談社)が話題。

「学び」の前に「心のケア」を