【週末に学ぶ】プロが語る「時価総額」「FCF」「事業売却」

2020/4/26
教養を身に付けたいけれども、忙しすぎて学ぶ時間が取れない。一方で、日々のニュースだけでは、体系的な知識を得られない──。

そんなビジネスパーソンに向けて、NewsPicks編集部が月ごとにテーマを設定し、専門家による解説をお届けする新企画「プロピッカー新書」。

4月のテーマは「財務」。先週に続き、投資銀行のバンカー、上場企業のCFOを歴任した、プロピッカーの森暁彦(Aki Mori)氏が講師役を務める。

第4回はこれまでの議論を踏まえてピッカーの皆さんから上がった質問に森氏が答えていく。

対談相手として、日本株投資事業などに従事し、現在は経済情報プラットフォーム「SPEEDA」アナリストを務める加藤淳氏にも加わってもらった。

緊急事態宣言の発令に伴い、オンラインビデオ会議ツール「Zoom」にて行われた対談の模様を追う。
森暁彦(もり・あきひこ)国際会計事務所KPMGの公認会計士として勤務した後、2006年ゴールドマン・サックス(GS)の投資銀行部門に入社。GSでは、東京オフィス及びニューヨーク本社にて、M&Aアドバイザリー、自己勘定投資、レバレッジド・ファイナンス、公募増資業務に従事。2015年より株式会社レノバにてCFO。CFO在任期間中にレノバは東証マザーズ及び東証一部に上場。2020年3月退任。 現在、大学院に在籍しながら、シナモン(AI)及びエネチェンジ(エネルギー・テック)にて社外取締役を務める。

企業価値を測る3つのマルチプル

【Q1】M&A時における簡便的な企業価値の算出方法について教えてください(池田豊 氏)