シンガポール、感染者が急増 外国人労働者間が主因との見方
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サーキットブレーカー中の罰則の厳格化よって国籍者・永住権者(おそらくexpats駐在員や外国人起業家も)の感染者数はかなり落ち着いた状況。一方、単純労働に従事する外国人の間での感染爆発。ここから日本が学ぶことは、昨今の外国人の受入について、「安いから」「人手不足だから」という経済的な動機だけでなく、社会的にどう受けれていくか、今回のような危機がおこった場合に、コミュニティを形成する人たちとしてどう対応するか。シンガポールは現在、単純労働者の感染爆発が起こったクラスタについては、国民等のコミュニティからドライに切り離しつつ、その空間では治療は施すという方針。これだけの数となると、送り出し国側(ダントツで多いのはバングラデシュ)の政府に治療費を請求する訳にもいかないでしょうから、恐らく、シンガポール政府が全額あるいは大部分を負担することになりそう。
シンガポールでは、外国人労働者の間での急速な感染拡大が認識されてから、今月初めには、外国人労働者寮の隔離が始まっていました。しかし、その中での感染は、毎日1000人以上増え続けています。
100万人を超える外国人労働者が隔離されつつ、感染が広がる、という状況は、当分続くでしょう。
台湾や韓国でも外国人労働者の感染拡大、という傾向は見られましたが、把握されておさえられています。
もっと問題なのは、タイやマレーシアのような、200万人を超える外国人不法就労者がいて、政府もほとんど把握していない、という国です。シンガポールのように居住地が管理されているわけではないので、隔離することも困難でしょう。ウイルスは国籍も人種も差別しませんからね
かような観点でも、日本が「一律10万円」の支給を決めたのは建設的な判断だったと思います
(シンガポールは「シンガポール人」のみ支給、外国人は永住権保持者も受給不可)