フランス、ロックダウン解除計画を2週間以内に発表へ
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新規感染者数も横ばいからやや減少の動きが見られる中で、政府が徐々に解除するという指針を示すことは、疲労が募る人々にとってまさに希望の光となります。EUの政治的な牽引役とも言えるフランスが徐々に正常化することは、ヨーロッパにとっても良い意味でシンボリックな動きになると考えられます。段階的な解除に向かうことを期待したいところです。
ロックダウンを安全に解除する方法は、新規感染者の数字が2週間0を並べたことを確認したあとに行うというものです。これは潜伏期間が最長で2週間程度になることを織り込んだものです。
そうでない場合、解除計画はトライアンドエラーになります。このため、ロックダウンは「段階的に」解除して、2週間ずつ観察する、うまくいけばさらに2週間ごとに緩和する、感染者が増え始めたら再び逆戻りするといった方法を取ることが予想されます。全員一斉の解除にはならない模様だ。たとえば、70歳以上の者には不要不急の外出禁止の継続が求められると推測されている。ただ、年齢だけで区切ることには高齢者からの不満も多い。また、学校再開をどうするのかも不透明だ。いずれにせよ、この段階的解除という方式は、日本としても注目しておかなければならないだろう。