新型コロナウイルス PCR検査の「陽性率」 全国的に上昇か
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https://newspicks.com/news/4695197?ref=user_2112738
で述べたように,感度(感染者を陽性とする割合)50%,特異度(非感染者を陰性とする割合)90%の検査において陽性率が12%ということは,罹患率(感染者の割合)は5%といえる.以下のような対応になる.
陽性率 罹患率 検査で陽性かつ罹患者
12% 5% 20.8%
20% 25% 62.5%
30% 50% 83.3%
40% 75% 93.8%
50% 100% 100%
当たり前だが,陽性率は感度以上(この検査の場合50%)にはならない.陽性率が30%を超えたら,検査することに意味がないと思った方が良い.
ちなみに,検査で陰性と診断されたにも関わらず本当は罹患者である割合は以下.
陽性率 検査で陰性しかし罹患者
12% 2.8%
20% 15.6%
30% 35.7%
40% 62.5%
50% 100%
一番知りたいのは,疑わしき人を抽出して検査した結果の陽性率が12%で,それは罹患率5%に等しいということは.日本国民を無作為に抽出した場合の罹患率が何%かということ.つまり日本人の感染者割合である.1%か,0.1%か.感染しても検査を受けない(受けられない)人がどのくらいるのか.取材もせず検索もしなければ専門家でも憶測しかできない。
『潜在的な感染者が増えている??』・・・僕はそれが違うとはまでは言わないが、捉え方は間違っていると思う。
なぜなら日本は元から一定以上の症状がない人にしか検査をしない方針。潜在的な感染者は増えていると思うが、その方針だけなら単に検査数が増えて、陽性率が横ばいになるのが自然。
それが横ばいにならないのは検査数が足りていないから。足りていないのは検査を絞っているから(相談自体は増えてる) 絞っているのは陽性だと入院するという法律があり、入院するための施設が不足しているため。
結論的には『病院が足りないから保健所が検査を絞って陽性率が上がった』とみるべきだと思う。検査数が少ないことも分かっている。