【核心】農林中金が8兆円投資するCLOは「安全」なのか
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注目のコメント
どんな投資にもリスクはあるのでこの表題の答えは「NO」でしょう。ただ、対象債権の質、分散、案件のマネジメント、劣後部分等々、リスクについては案件個別性も強いと認識しています。
表題に個別の金融機関を持ってきている割に、本文にあるのは投資残高のみ。対象金融機関の声など、その実態にも踏み込んで欲しかったです。分散が本質的に利いていて、大数の法則が働くCLOの良さが発揮できていればよし。
一方で、サブプライムの時のように小口分散が利いていても、リスクプロファイルの同質性が高ければ意味がない。
こうした議論の答えは、コトが起きて振り返ってようやく出てくる傾向が強い。昨年秋頃からCLOは過熱気味で、下記のコメントをしておりましたが日系企業にも相当な影響が出そうです。モノラインの時やリーマンの時もそうですが、共通のルールとしてパッケージされて見えにくいもの方がリスクが高いです。
不動産を起因としたリーマンショックの時と違って今回はコロナの場合は事態が収束して需要が戻れば市場も落ち着きを取り戻すのは速いと思いますが、現在の状態がいつ収束するか次第でしょう。
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以下、去年9月の記事へのコメント再掲
米国のCLO(ローン担保証券)がやや加熱気味であり、また低金利融資で資金調達した短期契約のシェアオフィスビジネスも膨れ上がって来ているので景気後退時や金利政策転換時に延命措置で生き延びていたゾンビ企業の連鎖倒産などによりアンワインドするリスクはあります。
日系金融機関の残高も一部出ています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50095110R20C19A9MM8000/
https://newspicks.com/news/4242008/
https://newspicks.com/news/4247891/?utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid289374&utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare