情報パンデミックの拡散力、SARSの68倍 新型コロナ
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今回のパンデミックはインフォデミックの側面も強い。
SNS時代によって、良くも悪くも情報伝播のスピードを加速し、人々の意思決定や世論に影響を与えている。
これは脳の機能とも似ており、一人ひとりの「いいね」や「RT」「コメント」などにより、意思決定や世論が生まれるのがソーシャルメディアのインパクトである。
このインパクトはこの10年余りの大きな進化であり、選挙や国の大事な意思決定にも影響を与え得るほどのインパクトになっている。「ファクトよりもフェイクニュースの方が、速く・遠く・広く・深く拡散する」という大規模な研究結果があり、ファクトを広めて、フェイクを訂正する地道な活動が必要そうです。
MITメディアラボの研究グループが、Twitter創業の2006年から2017年までの英語ツイートの内、ファクトチェック団体によって真偽が明らかにされているニュースに関するツイート約12万6千件(事実は2万4400件、誤情報は8万2600件)を対象として、事実と誤情報の拡散を定量化した。
・速さ:最初の投稿がリツイートされるまでの速さは誤情報の方が事実の20倍速く、1500人に届くまでにかかる時間も誤情報の方が事実の6倍速い
・サイズ:事実は1000人以上にリツイートされるのは稀だったのに対し、誤情報はもっと多くの人にリツイートされ、中には数万人規模のものも
・幅:事実は1000人以上にリツイートが枝分かれすることは稀だったのに対し、誤情報にはさらに多くの分岐があり、中には数万人規模のものも
・深さ:事実が連続でリツイートされる回数はせいぜい10回だったのに対し、誤情報はさらに多くリツイートされ、中には19回も連続でリツイート
偏見のない社会・脳・AIにむけて〜①歴史に学ぶ
https://note.com/ray_30cm_ns/n/n248d19f6ae75Wikiによると、オイルショック事のトイレットペーパー買い占めは、解決までに5ヶ月を要した。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トイレットペーパー騒動
比較すると、今回はかなり早い。
情報の速度が上がっているのだと思う。
そもそも、噂でパニックになるのは、人の基本的行動
である。
だからデータそのものを規制するのは、間違いだと思う。
むしろ、企業や、ハードから出る情報が繋がる様に
なれば、状況は緩和される。例えばペーパーの
流通がわかれば、パニックは緩和される。
いずれにしても、データは増える。
データとの付き合い方を、社会との対話で進めて
行く事が大切である。
コロナでも、使えるデータは沢山あるが、社会の許容値が
高まらないと、データは使えない。
ヨーロッパは、個人データに厳しいが、既にデータ活用に
踏み出すべきとの声が高まっている。
中国やシンガポールでは、既に強権的にデータ活用して
成果を上げている様に見える。
あれもダメ、これもダメではなく、どうすれば出来るか?
を考える事が大切だと思う。危機の時代に、民力が
試されている。