【解説】日本で気をつけるべき6つの感染症
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大事な話しですよね。
新型コロナ(SARS-Cov2)へのワクチンが期待されている一方、すでに確立されているワクチン接種率が、コロナ禍の中で下がっていることがNPO法人「VPDを知って、子どもを守ろうの会」の調査ではっきりしてきました。
※VPD「新型コロナウイルスの流行で小児ワクチンの接種率が低下」
https://www.know-vpd.jp/news/20741.php
保護者さんがご心配なことはよく理解できますが、SARS-Cov2と同等以上にこわい感染症も多く、接種控えは流行の素地になりますよね。
コロナ禍が終わったあとにと思っていると、むしろ三密になってしまう可能性も考えられますし…
基本再生産数は、SARS-Cov2よりもはるかに高い、ワクチンで防げる感染症も多いです。あくまで予防接種により実効再生産数が下がっているに過ぎないですしね。
このことに関しては、3週間ほど前にYahooに記事を書きました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta/20200504-00176635/【追記】ご厚意で無料公開して頂いているので、ぜひNP外にもシェアして頂けますと幸いです。
特に風疹の話は、予防接種と縁遠い年代の男性が対象なので、まずは広く知って頂くことが大事ですので。
(追記ここまで)
毎日COVID-19の感染者数やらワクチン開発やら話題になっている今こそ、感染症の脅威と予防の重要性を認識する時かと思いきや、
むしろ予防接種の接種率は低下傾向とのことで、
新型コロナと、一般的な感染症の脅威とは、全く別物としてしか認識されていないのだと危惧し、寄稿させて頂きました。
子どもが受ける予防接種だけではなく、
大人が受けれるべき予防接種もありますので、
お子さんがいらっしゃる方だけでなく、多くの方に自分事として読んで頂けますと幸いです。
読んで理解するだけでなく、該当する方はぜひ行動変容を!風疹、麻疹、おたふくかぜなどは、日常生活でほとんど気にすることのない病気だと思いますが、これはワクチン接種が広く普及しているので大きな問題にならずに済んでいるわけです。これらの感染症が他国で問題になっているケースは挙げればきりがありません。
例えばサモアではワクチン接種に関連した医療ミスから、国民の間でワクチン拒否運動が広がり、2018年から2019年にかけて麻疹ワクチンの接種率が30%台に落ち込むという異例の事態になりました。その結果、2019年に麻疹の大流行が起こり、人口約20万人の国で4000人以上が感染、60人以上の小児が死亡するという悲劇が起こりました。2019年11月からは大規模な学級閉鎖を行い、WHOの支援を受けて急遽数万人規模のワクチン接種を行っています。
現在日本でも、新型コロナへの感染が不安で予防接種を受けに行くのを控えている親が多いためか、最近数ヶ月で予防接種を受けていない子供の割合が増加傾向で、同様の事態にならないか心配です。
https://newspicks.com/news/4924264
こういった記事で知識を身に着け、病気を正しく恐れるという姿勢が重要だと思います。