コロナの「予言」生きず 米大学が2年前に報告書
日本経済新聞
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自然災害でも感染症でも、それに関する研究が過去にあったり、誰かが警告を発していたりする。事象が起きてから「なぜ警告を無視したのか」という議論になる。しかし、全ての警告に耳を傾け、予防や対策を取ることは出来ない。全ての警告が正しいとも限らない(警告の多くは外れる)。政策決定者はあらゆる事態を想定して準備しておく必要はあるが、全ての事態に対処できるわけではない。全ての事態に対処出来る備えを用意していたらお金がいくらあっても足りない。大事なのは、想定外の事象を減らし、もしその事象が起きたときにどうするか頭の体操をしておくこと。
今回この時期にこれだけの感染拡大が生じることを正確に予測することは、誰にとっても不可能であったと思います。
感染症のアウトブレイクは、日本やその他の先進国の主要都市だけで見れば、毎年のインフルエンザなど、限られたものかもしれません。しかし、世界を見渡せば、毎年のように年間100を超える感染アウトブレイクが生じており、割合にして3日に1件です。「新たな感染症」というのは、それほどの頻度で生じているのです。
これらに対して、WHOを中心に丁寧なサーベイランスが行われているものの、全てにアンテナを張り、過剰な対策を行うというのは、もはやミッションインポッシブルかもしれません。「予言生きず」というタイトルには「言うは易し」を感じてしまいます。こういう話は後付けで、言うのは簡単。
科学的には、『予言』ではなく、『経験』を活かすべきで、
この2年前の話がどうのこうのよりも、
まだ進行中ですが、今回の経験を今後同様の事態が起きた時に活かせるように、追々、フィードバックすることが大事。
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