【独占取材】ブラックストーンは日本攻め、アパは一人勝ちを狙う

2020/3/24
新型コロナウイルスによって、不動産市場は凍りついている。
とりわけ需要減少で資金繰りが悪化しているホテル、マンションについては、3月末の決算期を乗り切るために保有物件の投げ売りを検討している業者も少なくない。
しかし、リーマン・ショックとは異なり、売り手もいれば買い手もいるのが、今のマーケットである。
この窮地を乗り切る資金力、戦略眼を備えた「勝ち組」にとって、暴落は絶好の「買い場」ともなるのだ。
【新】列島縦断パニック。コロナ危機で凍る、ニッポンの不動産
たとえば、米ブラックストーン。最強の不動産投資ファンドであり、世界中の不動産を買収しまくっている。買いの手を緩める気配は今もない。
たとえば、アパグループ。ホテル業界で驚くべき急成長を果たし、この混乱に乗じて一気に「一人勝ち」を狙っている。
新型コロナで揺れ動くマーケットは、彼らの目にはどう映っているのだろうか。
ブラックストーンの橘田大輔在日代表、アパグループの元谷外志雄代表のインタビューを通じて、今回の不動産危機の本質を浮き彫りにする。