Amazon、イタリアとフランスで不要不急の商品配送を一時停止(新型コロナウイルスの影響で)
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注目のコメント
あくまでも必要性の高い配送を確保する為との事。今回で物流に強いAmazonの生活インフラとしての強みを感じられますが、最終の配送はまだまだ人。配送の脱人の実現は本当に優先順位高いと思います。
Amazonの発表だけなぞると「いいね」もつきそうなこんな記事になりますが、フランスでは職場の安全確保などを巡ってAmazonと労働組合が争っています。
https://www.lemonde.fr/economie/article/2020/03/18/coronavirus-des-salaries-demandent-l-arret-du-travail-chez-amazon-en-france_6033539_3234.html
感染防止に必要な従業員間の距離が確保されていない、消毒用アルコールが不足している、感染疑いの従業員がいたのにAmazonはその検査も検査結果の労組への報告も行っていない、ただでさえ人が集まる配送センターに派遣の職員を追加で詰め込もうとしている、そしてこの危険な状況下で働かせるのに時給アップはたった2ユーロなどetc.
そしてAmazonに限らず流通や生産の現場では不安や緊張が高まっています。
https://www.lemonde.fr/economie/article/2020/03/19/coronavirus-la-colere-gagne-les-salaries-contraints-de-travailler-par-leurs-entreprises_6033612_3234.html
記事のタイトルが全てを物語っています。
「我々労働者は「仕事に行け!」と言われる一方で幹部は自宅勤務」
テレワーク云々がもてはやされたところで、それで完結するのはごく一部の人。配送センターでのピッキングや梱包も、物流拠点間のトラック輸送も、スーパーマーケットで顧客と相対するのも、宅配のため何百ものドアノブに触れ数多くのユーザーと面向き合うのも、現在の物流の最前線は人です。
ドローンや無人化レジ云々も今すぐスケールしない以上この際全く無意味な議論です。こうした物流の最前線にいる人たちは今この瞬間危険にさらされているわけですから。いい判断。この状況ですべてのお客様に通常レベルのサービス提供は無理。企業にとっても、従業員の勤務時間が減る中、フォーカスして、困っている人たちを優先する必要がある。問題は困っている人たちをどう判断するか。生活必需品や、衛生用品などを優先度あげているということでしょうか。