【解説】「進化版ニコ動」ビリビリ決算から中国動画業界を学ぶ

2020/3/20
「中国版ニコニコ動画」と呼ばれる動画配信サービス「哔哩哔哩」(ビリビリ)の2019年度(2019年12月期)決算が3月17日に発表された。
ビリビリのユーザー数は前年度から40%増の1.3億人、売上高は64%増の約1000億円
生放送主(配信者)による課金ビジネスやEコマース(電子商取引)が急成長するなど、ユーザー数や売り上げ規模で本家ニコニコ動画を大きく上回っている。
経済ニュースを「数字」でつかみ、ビジネスパーソンの数字感覚を養う連載「The Numbers」。
中国ネット大手のBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)の傘下企業や、ビリビリが激しい競争を繰り広げている中国動画業界の現状をデータや専門家への取材をもとに解説する。
INDEX
☑BAT傘下の3社がトップ争い
☑ビリビリのEC売上高が5倍に
☑iQIYIは1400億円の大赤字
☑ビリビリ株価が1年で18%上昇
☑コロナ禍で視聴時間は2倍に

BAT傘下の3社がトップ争い