東証大幅続落、終値1128円安 感染症による落ち込み深刻化懸念
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日経平均株価は1128円安で3日続落、「トランプ大統領選勝利」以来3年4カ月ぶりの安値となっています。
米国株はNYダウが2352ドル安とテンパーセント近い暴落、欧州株も1割を越す暴落で、今朝の東京市場も大幅安から始まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の悪化に警戒感が高まりリスクオフ一色、換金売りが強まりました。
前場の内に17000円を割り込み、下げ率を1割強にまで広げる場面もありました。
後場は日銀のETF買い観測や106円接近の円安進行から急速に下げ渋り、18000円台回復までありましたが、最後は売り直されて引けています。
「極端に下げた後、戻す」、波乱の一日でした(極値になりやすいビッグイニング)。
週を通せば3318円安と5週続落です。
前々週にリーマンショック以来の「下げ幅」を記録したばかりで今度は「下げ率」も記録するなど、文字通りリーマン級の酷い相場になっており、パンデミックで類例を見ない株安局面と云えそうです。
足元の景気下ブレを阻止するべく、政策総動員が求められそうです。
来週は日米金融政策が注目されます。
※16年のブレグジットが1286円安、13年のバーナンキショックが1143円安
※CME・GLOBEXでダウ先物が2万ドル攻防「前哨戦」、20388ドルから21869ドルまで大動き
p.s
私自身がアベノミクスとして株価KPIとして意識してる17,563(イナガキゴロウサン)が割れて残念です..
https://toyokeizai.net/articles/-/54779(追加)
日経平均先物は下落中。。。米国市場で盛り返してほしいですが。。。
(原文)
もし明日以降に反発上昇しても、リーマンショックのように、2番底もあるかもしれませんので、私はしばらくキャッシュポジションにて静観します(^_^;)
(再掲)
今回の新型肺炎と内容は異なりますが、リーマンショック時は、約1ヶ月後に1番底で反転上昇後、上下しながら、その約5ヶ月後に2番底で、大底まで6ヶ月間ありました。
【リーマンショック 日経平均株価の動き】
●2008年9月12日: 12,214円
●2008年9月15日: リーマンブラザーズ経営破綻
〜リーマン破綻直後〜
●2008年9月16日: 11,609円 前日比 ▲605円(▲4.9%)
〜リーマン破綻後 約1ヶ月後(42日後)、1番底〜
●2008年10月27日: 7,162円 リーマン破綻直前比 ▲41.4%(1番底)
〜リーマン破綻後 約6ヶ月後(176日後)、2番底(1番底から上昇後に、上下しながら下落)〜
●2009年3月10日: 7,054円 リーマン破綻直前比 ▲42.2%(2番底)日経平均-6.08%、TOPIX-4.98%、マザーズ-5.75%、REIT-10.50%。
日中値幅約1500円と極めてボラが大きい。前場は1万7000円割れ、後場いきなり戻り14時過ぎには1万8000円を一時超えたが最後の45分で失速、1万7431円。日中戻ったところは、日本株だけでなくダウ先物も戻った。ドル高が進んで、その文脈で円安も進んだ印象で一時105円になったが、現在は105.5円。
なお引け後に日経平均先物は下落を続けて、1530時点でCME円建てで-850円(250円くらいは月末配当落ちを見込んで先物はよりマイナスになっていると思う)。
5営業日、10営業日の下落率は以下の状況(カッコはそれぞれ過去の最大の下落率)。
特に過去5営業日での下落が大きかったことが分かる。そして日経平均・TOPIX・REITの下落が一番大きかったのは2008/10/10のリーマンショック。マザーズはITバブル崩壊の2000/4/17。
今回より5営業の下落率が大きかったのはリーマンショック以外では震災時の2011/3/15の-18.24%。ようはそういった水準になっている。とはいえ、価格水準・バリュエーションとしては過去より高い。来週も下落が続くかどうだろうか…
日経平均:-15.99%(-24.33%)、-17.56%(-30.41%)
TOPIX:-14.26%(-19.76%)、-16.49%(-26.75%)
マザーズ:-21.05%(-45.88%)、-19.31%(-59.67%)
REIT:-21.87%(-27.36%)、-20.88%(-38.28%)
なお、アメリカ株は昨日時点で5日騰落率でダウ-18.84%、S&P-18.34%。ダウは96年くらいからのデータだと過去最大の下落(大恐慌のころはもっと率で大きかったとは思うが)。
まだ今夜の米国市場や、また週末に政策発動などあるかもしれないが、一旦、今週もお疲れ様でした~