英、新型コロナ感染者は最大1万人の可能性=政府首席科学顧問
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このような予測が出されながらも、本日の閣僚会議では特に大規模な自宅勤務や学校の閉鎖、更なる渡航制限等の措置は出されませんでした。
「封じ込め」から「感染を遅らせる」フェーズに移行しましたが、熱などの症状があったら、病院には行かずに、まずは一週間自宅待機という方針を徹底。医療体制が崩壊するようなパニックを防ぐためにも、全員を検査するというイタリアの方針とは異なります。ハイ・リスクではありますが、英国は冷静に独自の政策を貫いている印象を受けます。
ロンドンでは各企業が主体的に拡大防止措置を取っています。IISSでも本日テレワークの試験的導入を行い、明日反省会が開かれ、念のための備えを行っています。イタリアの4週遅れ、と仰っているように、今後感染者が増える可能性を見据えて対策をとっているのだと思いますが、
感染拡大には地域ごと、国ごとに時差があるのだから、
先に感染が広がった国の対策の良かった点改善すべき点が世界へフィードバックされると、世界全体の収束が早まるはず。
なので、あの国の対策はあかんかった、あの国の対策は成功、とか批判するのではなくて、協力体制をとってもらいたいですね。感染拡大の状況について、イタリアより良い状況にあると必ずしも捉えず「約4週間遅れの状況にある」というのは冷静で妥当性のある評価かもしれません。
なお、冒頭の写真の方のマスクの使用方法は、誤りです。
英国は、科学的根拠に基づいた政策決定を先進的に行っている国の一つです。どのような政策をとるかも重要であるものの、それをどう国民に届け、どう動かすかも重要であることを暗示しているように見えます。