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「シゴテツ -仕事の哲人-」、元電通マンで静岡聖光学院中学校・高等学校の校長・星野明宏さんの第4回です。弱小ラグビー部の選手たちを鼓舞して心に火をつけ、花園出場を果たした星野監督のコミュニケーションとは? 部下やチームのメンバーのやる気をアップさせたい上司は必読です。

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新型コロナウイルスは、学校教育のカタチも大きく変えようとしている。

2月末に突如打ち出された休校要請で全国の学校現場が大混乱に陥る中、早急に授業のオンライン化を実現した先行モデルとして注目された静岡聖光学院中学校・高等学校。

旗振り役となった校長の星野明宏氏は、元電通マンで弱小ラグビー部を花園に出場させたラグビー指導者という異色の経歴を持つ。「自分にカリスマ性はない」と語る星野氏独自のリーダーシップとは。(全7回)

■第1回 元電通マンの校長、授業オンライン化を速攻実現
■第2回 強みなし、目立たない私の「電通サバイバル戦略」
■第3回 平凡、弱小、B級でも、勝負をひっくり返せる
■第4回 メンバーの心に火をつけるホース型コミュニケーション
■第5回 自分流リーダーシップで弱小ラグビー部を花園へ導く
■第6回 授業オンライン化を可能にした学校の組織改革
■第7回 過去の分析はいらない、未来の自分をイメージせよ
信念がある言葉が綴られている。愚直な姿勢に勇気づけられますね。眼前に立ちはだかる壁で挫折する時もある…。企業における変革活動でも一緒である。無理と思ったら、そこで終わる。得るものは何もない。それどころか後退する…。立ちはだかる壁のこと、壁の乗り越え方、失敗したときの冷遇など、目の前のことばかり考えていないか?壁を乗り越え、"向こう側"に自らが辿り着いた時のことをもっと考えるべきだと思う。どんな世界があるのか?今まで味わったことのない世界があると強く思えれば、壁を乗り越えようとする動機=原動力が生まれる。変革には、CHANGE STRATEGYが先ず必要だが、"WHAT IF"の視点にて、未来の世界がどのようになっているかを深く考えることが重要だと思う。その過程で内発的に生まれる"実現したい"という強い意思を持てたら、大抵のことは出来ると思う…。星野氏が語っていることに全く同意である。この点において、ビジュアル化は、とても大事である。微細なことまで可視化され、描かれることにより、具体的なイメージを持てる。考えが及ばなかった領域も顕在化する。不透明な状態のままでは、小さな一歩も出踏み出せないだろう…。
"未来新聞"というゴール意識共有の手法を、企業における変革活動の中で用いることがある。その新聞には、"こうなったらいいなぁ〜"が具体的に描かれる。複数の相手との共感共鳴する機会にもなる。一人ひとりの"想い"を繋ぎ合わせることで大きな壁を乗り越えられるモメンタムを醸成することは、科学的なアプローチ以上に、変革活動を推進する上での重要な成功要因の一つになる。"想い"を馳せる機会を軽視せず、関係者と共有することの重要性を改めて見直したい…。
編集した動画を見せることによって練習効果を上げた事例が興味深いですよね。

これは行動経済学や行動ファイナンスの分野で「利用可能性ヒューリスティク」といわれている手法で、教育現場でもとっても理にかなったやり方です。

たとえば、喫煙者にタバコの吸いすぎの注意喚起をするために「吸いすぎると癌になりますよ」と言葉で説明するより、癌になった悲惨な写真を見せる方が効果的です(海外のタバコの箱に付いているイメージ写真)。

また、自動車教習所や免許更新時に事故の悲惨さを動画で見せられるのは、安全運転を訴える際もデータを見せながら「安全運転に努めましょう」と説明されるより効果的だからです。

このように人を動かすには「現実」をイメージできることが大切で、いくら言葉で説明を尽くしても限界があります。

よく新規事業を立ち上げようと思ってもなかなか形にならない会社があります。それは、新規事業を始めた先にどんな未来(どんな顧客が喜んでくれて、会社や自分たちがどう成長するのか等)が実現するのかイメージできないからなんですよね。

そんなときも動画で見せることはひとつの方法として有効です(動画を見てもまったくイメージできない事業説明を見たこともありますがw)。
子供たちが星野先生の様な指導者が常に身近にいてくださる世の中になって欲しです。私には星野先生の様な先生が身近に居てくださったので今の自分があります。
この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。