【太刀川英輔】「変異」と「淘汰」両方の思考を使いこなす

2020/5/8
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により発令された緊急事態宣言に先駆けて、パンデミックから命をまもるための対策情報サイト「PANDAID(パンドエイド)」が始動した。サイトは、デザイナー/デザインストラテジストの太刀川英輔氏が発起人となり、太刀川氏が率いるデザイン活動体「NOSIGNER(ノザイナー)」によって非営利で自主運営されている。

PANDAIDをはじめ、NOSIGNERが主導・参画するプロジェクトでは、産官学民との共創によって、「ソーシャルイノベーション=社会や未来により良い変化をもたらすためのデザインを生み出すこと」を実現している。

「デザイン」と聞くと、専門領域の人が手がけるものづくりをイメージするかもしれない。しかし、太刀川氏は「デザインは誰もが持てる力であり、ビジネスにも生かせる知恵」だという。そのための方法論として「進化思考」を提唱し、未来のイノベーターを増やす活動にも注力している。

NOSIGNERが携わったプロジェクトをたどりながら、そこに息づく哲学をひもとき、ビジネスシーンにおけるデザインのあり方を語る。(全7回)
生物のDNAも言語の一つ