円相場 一時1ドル103円台に 3年4か月ぶりの水準
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注目のコメント
これまでの節目は昨年の安値104.10でした。北朝鮮の話があってつけた103.50台はすぐに戻りましたが、米金利がこれでは・・・という印象です。むしろ米金利の動きに比べれば、まだ頑張っているという印象すらもあります。なお、ユーロ相場も急騰中です。完全にドル主導の動きゆえ、日銀やECBの動き如何で反転できるような地合いではないと考えられます。そういった意味では2011~13年に似た環境です。
<追記>米国10年債も取引も始まったが、一気に0.25%以上下落して0.495%と0.5%割れ…資金量も極めて大きいし、今一番注意しておく必要があるマーケット。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield
<追記終>
音を立ててマーケットが壊れている。
ドル円105.5円→104.0円(一時104円割れ)、日経平均先物-1200円(-4%、1万9550)、ダウ先物ー1100ドル(-4%、2万4800ドル)、WTI原油42ドル→32ドル。
コロナもだが、週末のサウジ増産も大きい。世界の原油関連企業では結構倒産リスクも上がってきそう。原油価格下落は消費にはプラスに効くが、まだそこまで織り込めないだろう。
おまけに北朝鮮ミサイルもあったのか…下記で見ると、対円以外でもドル高進行、ただ円が一番強く、円>他通貨>ドルという順。ミサイルでもう一段深堀した部分は早めに戻ってきている印象。
https://sekai-kabuka.com/kawase.html
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/円高がここまで進むと、まさにリーマンや大震災の時の円高による雇用ショックを想起させます。円安で国内雇用の増加には影響しにくいものの、円高による負の影響は懸念されます‥。
関連研究は、こちらのRIETIが参考に。
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/15e139.html