｢花粉症に苦しめられる日本人｣が知るべき基本
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この時期、よく妊婦健診でも妊婦さんから花粉症の相談を受けます。
多くの妊婦さんは、妊娠中は薬を控えた方がよいだろうとすごい我慢してらっしゃいます。
不必要な内服は控えるべきですが（これは妊娠中に限らずいつでも）、
症状がツラい場合は、妊娠中・授乳中でも安心して使える薬があります。
症状に応じて、点眼・点鼻・内服抗ヒスタミン薬を適宜処方しています。
妊婦さんが内科や耳鼻科で相談すると、（妊婦さんに処方する機会があまりないため）かかりつけの産婦人科で相談するように言われることが多いので、
妊婦健診時にでも相談されるのがよいかと思います。新型コロナウィルスのことを考えるのも大切ですが、一つのウィルスに気をとられて体調を崩さぬよう、バランスよく自分の体調を管理することこそが重要です。
当然ですが、病気はコロナウィルス感染が全てではありません。これからピークを迎え、圧倒的に罹患率の高い花粉症のこともバランス良く学んでいただきたい、そんな思いで書きました。
コロナウィルス一色のこの時期に花粉症の記事をご依頼いただき、掲載いただいた東洋経済さんに改めて感謝申し上げます。花粉症のみならず、持病をしっかり治療することは、最終的には感染症予防にも繋がります。最近、天気も良くなり、日も長くなり、周りで花粉症に悩まされている人が増えてきたように思います。
私は花粉症とは無縁ですが「いつなるんだろう」と苦しんでる人たちをみて不安に感じることもあります。
花粉症と新型コロナウイルス、全く関係ないと思っていましたが、確かに、花粉症の方を見ると、関係ないとはいえなそうですね。初めて気づきました。
＞花粉症とコロナウィルス感染は、全く関連のない話題とお考えかもしれませんが、実はそうではないかもしれません。例えば、花粉症の症状が強い方は、汚染されたつり革を触った手で、繰り返し目を擦ってしまうかもしれません。新型コロナウィルスは、結膜からの感染の可能性も指摘されています。
