【豊田剛一郎】インターネットで医療の新しい未来を切り拓く

2020/4/3
医療テックベンチャー・メドレーの代表取締役医師――そんなめずらしい肩書を持つ豊田剛一郎氏。前職はマッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタント、それ以前は日米の医療現場を経験した脳神経外科医と、異色のキャリアを歩んできた。しかしその根底には、「医療の未来のために働く」という一貫した思いがあったという。

「医療ヘルスケアの未来をつくる」をビジョンに掲げ、医療のさまざまな課題解決に取り組むメドレーに至る道のりをたどりながら、豊田氏を突き動かしてきた志や哲学を聞いた。(全7回)

オンライン医療事典と診療アプリ

2015年2月にメドレーの代表取締役医師に就任してから、私は2つの新規事業の立ち上げを経験しました。1つは、オンライン医療事典「MEDLEY(メドレー)」と、もう1つはオンライン診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」です。