【豊田剛一郎】患者を救う医師から、医療を救う医師になる
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連載「シゴテツ -仕事の哲人-」、メドレー代表取締役医師・豊田剛一郎氏の第2回です。
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医療テックベンチャー・メドレーの代表取締役医師――そんなめずらしい肩書を持つ豊田剛一郎氏。前職はマッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタント、それ以前は日米の医療現場を経験した脳神経外科医と、異色のキャリアを歩んできた。しかしその根底には、「医療の未来のために働く」という一貫した思いがあったという。
「医療ヘルスケアの未来をつくる」をビジョンに掲げ、医療のさまざまな課題解決に取り組むメドレーに至る道のりをたどりながら、豊田氏を突き動かしてきた志や哲学を聞いた。(全7回)
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■第1回 脳外科医、マッキンゼーから「代表取締役医師」へ
■第2回 患者を救う医師から、医療を救う医師になる
■第3回 一歩を踏み出す勇気が成長のチャンスにつながる
■第4回 マッキンゼーで鍛えられた課題解決に導く力
■第5回 リスクを恐れず、自分の名前で勝負する
■第6回 インターネットで医療の新しい未来を切り拓く
■第7回 新型コロナ感染拡大防止にも一役“「医療現場を離れるなら、十字架を背負う前がいい」という言葉でした。
若手の外科医は上級医の監督下にあり、基本的には重要な治療方針の決定や手術の責任を負うことはありません。多くの手術を経験しながら腕を磨き、一人前になっていきます。その過程では、厳しい局面やうまくいかずに苦い思いを経験することもあります。
そうして一人前になって、専門医の資格も取得して、手術の責任を担う執刀医の立場になれば、必ずどこかで、十字架を背負うことになる。そうなってから医師をやめることは無責任ですし、十字架を下ろすことも許されないでしょう。”昨日のコメントでも書きましたが、医療は全国民の生活に関わるものなので、そもそも何が課題なのかについてすら、共通認識を持つことが難しい。
例えば、高齢化が急速に進む日本では、医療費の削減・もしくは効率化は必須に思われます。ただ、現在のイタリアの惨劇はEUからの財政削減の圧力で医療設備を減らして効率化を進めていたことが裏目に出て、有事に対応するキャパシティが無くなってしまったことが原因と聞きました。
https://newspicks.com/news/4648596?ref=news-summary_4648594