【中山亮太郎】お金集めだけじゃない、Makuake活用のメリット
そのクラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケを率いるのが、37歳の中山亮太郎社長である。
映画『この世界の片隅に』の資金調達をしたことで一躍有名になったマクアケ。クラウドファンディングの可能性を探りつつ、社会のインフラとして根付かせるために、日々何を考え、実行しているのか。中山氏のたどってきた道筋と、仕事をするうえで大事にしている哲学を聞いた。(全7回)
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Knotやソニーとの出会いは、Makuakeにとって大きな意味があったのですね。
「ものづくりの会社にとってはつくる前に顧客となってくれる人が買ってくれるということが、大きな価値になる」
創業時の写真も、いいです。
新事業、新製品のPoC(Proof of Concept;コンセプト検証)において最適なMVP(Minimum Viable Product;実用可能な最小限の製品)はMSP(Minimum Sellable Product;販売可能な最小限の製品)だ。
PoCにおいて顧客の受容性検証にクラウドファンディングは最適。なるべく製品の具体像を見せずにビジョンとストーリーだけで資金調達ができたなら、まさにそれはPoCそのものだ。
ペルソナを設定することは無意味だ。実際にコンセプトを聞いて、圧倒的に共感して、それをどうしてでも欲しいと感じて、実際にお金を払う顧客=エヴァンジェリスト・カスタマーが存在することを実証することこそが、仮説検証において最も重要。
エヴァンジェリスト・カスタマーと定期的にコミュニケーションをとって、常にその意見に耳を傾け、Job To Be Doneをインサイトとして得て、そこから常にブレてないか確認し続けることも重要。
エヴァンジェリスト・カスタマーをコミュニティ化し、その熱量を実際の発売までの間に高めていくことが出来れば、発売した直後に圧倒的に高い熱量で共感してくれる顧客がいることになる。SNS時代にこれは強い武器となる。
ぜひ外部の金を入れる決断をしたサイバーエージェント側のお話を聞いてみたい。もっと儲かると思うのなら持ち続けたいと思うはず
"さらにそのとき初めて、サイバーエージェント以外の外部のお金をお預かり"
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