新型ウイルス 検査体制拡充 最大一日3800人検査可能に
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注目のコメント
これはいいこと。
てか、「何人感染しました。何人亡くなりました」って報道するのはいいんだけど、「何人回復しました」ってのもやってくれないかね。
どういう治療して、ちゃんと復帰できてるかどうかってのをね。
不安になる一方だよ。感染拡大に対応するように、検査体制の拡充を行う必要性は言うまでもないことですが、世論や、さらに言えば現場の医師にも検査過信がある事実は(日常的な問題ではありますが)この緊急事態において重大な懸案事項です。
なぜなら、端的に言えば検査の精度に100%はあり得ないからです。特に本検査は、その感度が不十分であることが指摘されています。これの意味するところは、例えば感度が80%の場合、真の感染者10名が検査を受けると、検査陽性となるのは8名に止まり、2名は誤って陰性となり、見逃しが起こるということです。検査を受ける感染者が100名になれば、見逃しは20名に増えます。
仮にこの検査結果だけをもとに、陽性患者は隔離、陰性患者は大丈夫という判断をしていけば、むしろ感染拡大を促進し、事態を悪化するかもしれません。
診断には、症状、感染者への暴露の状況、診察所見、ウィルス検査のみならず胸部の画像検査といった結果の全てが同じように重要で、これらが補完しあって診断確率を限りなく100%に近づけます。検査で全て決まると考えると落とし穴があり、検査数が増えれば増えるほど、間違いが増えます。
診断プロセスにおける検査の立ち位置というのは、現場の医師も、検査を受ける者も、しっかりと理解しておくべきと思います。キャパを広げることももちろんやけど、大事なのは、
・なんのために
・誰に
・どのタイミングで
検査するか
ではないかと。
陰性であってもなんの免罪符にもならんので、
やみくもに検査しても建設的でないし、医療資源は有限なので、有効に活用すべく指針が必要。