【核心】なぜ、アマゾンは「リアル店舗」に賭けているのか

2020/2/17
この記事は、NewsPicksのグループメディア米Quartzの特集「Retail versus Amazon(小売りVSアマゾン)」の一記事です。アマゾンの底知れぬ野望とその行き着く先をレポートしています。

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スタジアム6個分の店舗

eコマースには、実店舗が決してマネできないアドバンテージがある――。
アマゾン・ドットコムは、そんな確信を前提に設立されたサービスだ。インターネット接続環境さえあれば、どこからでもアクセスできる。1日24時間、365日オープンしている。そして無限の「陳列棚」がある。
「アマゾンが実店舗だったら、アメリカンフットボールのスタジアム6個分になるだろう」と、ジェフ・ベゾスCEOは2018年の株主宛て書簡に書いている。
ただし、ベゾスはこの書簡で、2つの課題も指摘している。