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米大統領予備選 民主ニューハンプシャー州 サンダース候補先行

NHKニュース
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    まだ16%しか開票されていないので、何ともいえないのですが、サンダース氏とブティジエッジ氏が抜け出てきている状況が、映し出されています。
    https://www.politico.com/2020-election/results/new-hampshire/

    もっとも、ニューハンプシャー州の結果が100%出てもまだ何ともいえません。それは、ニューハンプシャー州が、人口の90%を超える圧倒的な白人集だからです。
     米国は、人種(race)で政治が動く国です。人種によって、投票の傾向が全く異なります。奴隷制や南北戦争、公民権運動など、過去の歴史的経緯を引き摺ってこうなっています。これが、フランスや、ましてやドイツで、個人の「人種」について話したり、政治の重要な要素として挙げれば、大変な問題になります。せいぜい「マイノリティ」くらいの言葉しか使わないでしょう。
     今日から、テネシー、ノースカロライナ、ネヴァダなど、人種構成が全く異なる州での予備選が始まります。ネヴァダの結果が出るのは、2月22日で、そこでニューハンプシャーでは5位につけているバイデン氏が一挙に巻き返してきても不思議ではありません。


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    朝日新聞社 デジタル事業担当補佐

    中間集計によると、サンダース氏が首位を走り、プティジェッジ氏が追う展開。注目すべきは3位以下で、世論調査では長らく目立たなかったクロブシャー氏が得票を伸ばして3位につけています。4位はウォーレン氏、5位はバイデン氏ですが、中道派や女性期待票が新星のプティジェッジ氏、クロブシャー氏に流れたのでしょう。4位以下はこのままでは規定の15%に届かないとみられ、代議員が獲得できない大苦戦に追い込まれているようです。

    https://www.nytimes.com/interactive/2020/02/11/us/elections/results-new-hampshire-primary-election.html


  • 元HSBC証券会社社長/ 京都橘大学客員教授/ 実業家 

    民主党大統領候補がサンダース氏になろうがブティジェッジ氏なろうが、安堵感を持っているのはトランプ大統領だろう。恐らく、バイデン氏がトランプ大統領には一番の驚異だった筈だからだ。議員歴は40年以上もあり、過去に大統領の予備選にも何度も顔を出した人物だからだ。

    しかし、その本命バイデン氏はウクライナ疑惑で自滅してくれたお陰で2番手以降の戦いがどうなろうが、米国経済が大変調しない限り、トランプ大統領の再選はほぼ確実だ。


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