【動画解説】テスラの正体は「エネルギー企業」だ
コメント
注目のコメント
アップルがApple ComputerからApple Inc. に変更したのが2007年のiPhone発表の時。TeslaもTesla Motorsでしたが、2015年にTesla Energyを立ち上げ、ソーラーシティを3000億円ほどで買収して直後、マスタープラン2でエネルギー戦略を明確にし現在のTesla Inc.に社名変更してます。
その頃テスラの横で経営破綻したユニコーンがありました。私の前職SAPの一時次期CEOが確実視されていたShai Agassi(最後はCTOとサステイナビリティ事業担当)というイスラエルの天才企業家が2007年にSAPを辞めて現在のテスラと同じパロアルトに創業したBetter PlaceというEVの会社です。考え方や事業ビジョンは今のイーロンを見ているようなところがあります。
今年のダボス会議はガラッと気候変動問題やESGなどへ久しぶりに戻りましたが、そこにShaiが出て「衝撃を受けた」と言ってたのをよく覚えてます。世界のリーダーが環境やエネルギーについて語っているのにおれはビジネス向けのソフトウェア・・これでいいのか?と。彼のEVを軸としたエネルギー会社の構想は早過ぎてタイミングって大事だなぁと痛感しますし、もう一つ大切なのはやっぱり彼は過剰にソフトウェアやプラットフォームエコシステム思考の人なので、メカや物理に長けたイーロンのように具体的なクルマで戦えなかった。Windowsのビジネスモデルで戦うか、パソコンも作るアップル流で戦うかという戦略の違いでもありますが、ルノー日産や中国メーカがエコシステムに乗ったくらいでOEMもEVやCASEなんて本気ではなく中国も小さくやっぱり早過ぎた。
TED: Shai Agassi - A new ecosystem for electric cars
https://youtu.be/FcoJt2KLC9k
テスラに行くと必ず目立つところに書いてあるのは”Accelerate the world's transition to sustainable energy”というTesla のMission。自動車会社には全く見えません。まぁエネルギー自体はまだうまくいってませんけれど。何をもって、というのはありますが。
この動画自体は記事タイトル通りのことはたいして解説してませんね。笑テスラなんて、知ってるよ。そう思う日本人ビジネスパーソンは多いと思います。しかし実際にテスラオーナーじゃないと、実感できないエクスペリエンスはこんなにもあるのかと、改めて感じています。
ガソリンスタンドに行くストレスはない代わりに、いろんなポイントで、すきあらば充電するスマホ的な使い方。毎週のようにアップデートされるソフトウェア。晴れた日なら、フリーウェイはほぼ自動運転で完璧に走り、坂道でピタッと止まるような駆動のアップデートもなされます。
そんなテスラはいま、太陽光パネルの普及など、テスラを取り巻くシステム全体を進化させようとしています。シリコンバレーで取材する、マイケル記者の視点をお届けします。QuartzとNewsPicksの初動画コラボ企画です!
マイケル・コーレン記者は、テスラと気候変動を追いかけています。
エネルギー企業であるテスラ、従来のガス会社、リニューアブルエナジーを生む技術についても取材しています
①テスラが単なる自動車企業でないこと、②創業者のイーロン・マスクという人物、③実際に車のもちはどうなのか、④絶好調の株価はどこまで上がるのか、そして時価総額でトヨタを抜ける日はくるのかについてマイケル記者が解説、テスラがどうして他の自動車大手と違うのかがよくわかります!
カリフォルニアでは、テスラに乗っている人がたくさんいます。オーナーにも取材したことがありますが、車だけでなく、環境問題に意識を持っている人が多いのが特徴。家の仕組み全体を二酸化炭素排出ゼロにしたというオーナーもいました。カリフォルニアでは、異常気象で干ばつや、山火事が起きています。日常生活の中で気候変動を考えるシーンがたくさんあるのも住人の意識が高い理由です。