ルーマニアで「ドラキュラ」探したら怒られた 「吸血鬼じゃない、英雄だ」
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ルーマニアの有名人といえば、コマネチ、チャウシェスク、そしてドラキュラが三巨頭😄
小説の登場人物ドラキュラが実在の人物、ヴラド三世(ヴラドツェペシュ ー ヴラド串刺公とも)をモデルにしているのはよく知られていますが、あくまでもモデルはモデルであって、本当はヴラド三世がルーマニア人でドラキュラ公と名乗っていた以上の接点は何もなかったりします。
因みにドラキュラとは、吸血鬼という意味では全くなく、父ヴラド二世が神聖ローマ皇帝ジギスムントの親衛隊、ドラゴン騎士団に所属しており、竜公(ドラケン)ヴラドと呼ばれていたので、竜の子(ドラキラ)と呼ばれただけです。
現在ルーマニアのトランシルバニアにはドラキュラ城として知られるブラン城という城がありますが、ジギスムントが一時祖父のヴラド一世にこの城を封じていたというだけで、実はドラキュラ公とは全く何の関係もありません。
というか、そもそもドラキュラ公はワラキア大公国の大公なので、トランシルバニアでさえなかったりします。
それでも私たちが行った時は、ブラン城は押すな押すなの大にぎわいで、あまりの長蛇の列に城に近づくことさえできませんでしたから、お話の力とはかくも大きいものです。
当のヴラド三世にしても、まさか後世自分が吸血鬼に仕立て上げられた挙句、ルーマニア観光の目玉になるとは思いもしなかったことでしょうね。