豊田章男社長が年頭所感スピーチで見せた巨大組織を動かすための「すごい伝え方」
コメント
注目のコメント
織機から自動車へ、自動車からモビリテーサービスカンパニーへ、企業全体を作り変えたトヨタの遺伝子を、未来に活かそうよ、と語っています。
一緒に変わろうよ、ではなく、すでに変わっているなかに皆さんはいる、という語りかけは、本当に素晴らしいと思います。
世界で進んでいるスマートシティとトヨタのWovenCityはそのコンセプトが違うような気がしています。
データーを集めて分析し、様々なサービスを提供するGoogleの子会社Sidewalk Labsの未来都市や、中国の500を超えるスマート都市もデータ(特に画像認識)を集め、都市の生活の便利性を高め、それを海外に輸出する構想です。
トヨタのWovenCityは人が中心の「人と街、街とクルマ、そして人と人が繋がり、そして街と街がつながるコネックテッド・シティ」のような気がしてなりません。海外に比べたら僅か2000人が住む小さな実験都市ですが、「つながるクルマからつながる街に」の実際にそこにある街が持つ可能性、未来への希望はとても大きいのではないでしょうか。
「トヨタのためではなく、トヨタだからできること」としてWovenCityを来年着工する、その思いをも伝えています。
グーグルが計画中の未来都市「IDEA」は、徹底したデータ収集に基づいてつくられる
https://wired.jp/2019/07/05/alphabets-plan-toronto-depends-huge-amounts-data/この年頭所感スピーチはトヨタの社員だけではなく、全自動車産業関係者が聴講する価値があるものと感じます。
また、本noteはスピーチに対するしっかりとした分析がされていて、noteの使い方が上手いなと感じました。随分話題になった。自分が距離を感じている相手に手をあげさせ、そしてこの言葉。ここ10年どんどん真摯で直言「自分の仕事とは関係ない」。この意識を捨てていただきたい。これが私の正直な気持ちです」