京都市長選 現職の門川大作氏 4回目の当選
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注目のコメント
共産党がそこそこ強いものの、結局自民党その他オール与党体制が勝つのが京都の選挙です。
今回は、自民・公明の他に立憲民主、国民民主も現職の門川氏支持でした。共産党とれいわ新選組が指示する福山候補は、野党の票を伸ばしはしましたが、敗れました。立憲民主支持層は、福山候補にかなり入れていると見られます。
区ごとに見ると、京都大学のある左京区では、福山候補が勝ち、同志社のある上京区や立命館のある北区でも、福山候補が追い上げています。しかし、最も人口の多い伏見区などの南部では、門川氏が大差をつけて勝っています。伏見区などの南部は、公明党が強い地域でもあります。
この選挙で、最もインパクトを受けたのは立憲民主党でしょう。支持層がれいわ新選組に食われかねない、ということは明らかですが、それを防ぐためには、差異化を図って対立するべきか、協力するべき機会を増やすべきか、判断を迫られるでしょう。共産党は共産党で、れいわ新選組は自党候補の得票拡大に役立つものの、やはり支持層を奪われかねない存在であることが見えてきたでしょう。
▽門川大作、無所属・現。当選。21万640票
▽福山和人、無所属・新。16万1618票。
▽村山祥栄、無所属・新。9万4859票。あわや共産党の市長が誕生するところでしたが、
意外と門川さんがふんばりました。
共産党の候補者がもっと魅力的だったら、また結果が違ったのかも。
あとは、村山さんがどれぐらい得票できたかに注目してます。
追記
よく今回の選挙と比較されている2008年の市長選の結果は、以下の通りです。
https://go2senkyo.com/local/senkyo/2425
この結果を意識してか、今回、共産党は勝てるかもしれないと考えて
かなり力を入れて選挙活動を行なっていた印象です。
(選挙期間中「京都市長選挙」で検索すると共産党や赤旗、
共産党支持者の書き込みやブログ等がよくヒットしました)
でも、蓋を開けてみれば、門川さんが危なげなく勝利。
2008年の時は、村山さんが門川さんの票を食ったと言われてましたが、
今回は村山さんは福山さんの票も食ったのかもしれませんね。
京都での共産党の地位がじわじわと低下している証左かもしれません。
追記の追記
立憲民主党は今回、角川さんを推薦してましたが、
NHKの出口調査によると、立憲民主党支持者は福山さんに
一番投票していたようです。
地方と国政のねじれに支持者はついていけてない印象。最初に京都市長選を取材してから早12年...。しかも、候補者のうち2人が当時と同じ。。感慨にふけりたくもなりますが、いずれにおめでとうございます。
【トリビア追記】
あ、ちなみに初当選のときは、共産党候補との票差は952と、ギリギリの勝負で、市長は952という背番号の入った京都サンガのユニフォームを来ていました。