米政府、武漢から退避へ航空機 26日にも運航か
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暴動やクーデター等での退避というのはたまにありますが、伝染病の場合というのはあまり例がなく、各国とも対応にはそれなりに苦慮するのではと思います。下手なオペレーションをすれば、より伝染病を拡大させることになりかねません。武漢市民が何のために不便な思いをしているか分からなくなってしまいます。
米国にしても、とりあえず領事館職員や関係者を退避させようというのが第一のようで、武漢在住のアメリカ人は1000人ともいわれますから、飛行機(おそらくノースアメリカン航空の767)ひとつチャーターした程度ではとても運びきれません。
ただし、少なくとも一ヶ月ほど武漢やその周辺では移動が厳しく制限されるでしょうから、各国政府としてはどこかの時点で自国民に対して帰国のオプションを提示したいところではないかと思います。米国だけでなく、フランスとロシアも自国民の退避を検討しているということですし、今後この動きは広がってくるでしょう。こういう時の米国政府や企業のスピード感はすごい。東日本大震災の時も、Googleが創業者のプライベートジェットをすぐに中部空港から飛ばして、従業員や家族を避難させたと聞いて驚愕した
WSJのみならずNYTなども一斉に報じています。これは、中国政府側のtravel banの方針を受けての動きと思います。
チャーター便には医療スタッフが搭乗し、現地到着後に搭乗者の身体のコンディションのスクリーニングが行われ、その後飛行機は西海岸に飛び、搭乗者の経過観察が行われるという計画のようです。
状況が刻一刻と変化する中、情報収集からのこの動きの迅速性は、日本政府も見習うべき姿勢と思います。