「ウィニー事件」弁護人の話に思う、平成日本の敗因
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注目のコメント
この事件、思い返すたびに居た堪れない気分になります。お会いしたことはありませんが、金子氏の早世も大変ショッキングな出来事でした。
逮捕当時、裁判が始まる前から、金子氏は完全に犯罪者扱いされて報じられ、世間もそうした風潮であったことを今も覚えています。今のゴーン氏と同じような扱い。
この事件や村上ファンドの件を思うに、司法当局のあの尊大さ、全能感は一体どこから湧いてくるのだろうと感じますし、そもそも判断するための知識、能力が欠落しているんじゃないかと感じてしまいます。
平成日本を「敗戦」と総括するのであれば、記事にもある通り、敗因は寄ってたかって新しい芽を踏みつけたことであり、自滅でしょう。とにかく悲しい。
こんなことを繰り返さないために、スタートアップを含めた新興勢力は力と、守旧勢力に抗し得るだけのしたたかさを身につけなければいけないのだと思います。今のちやほや感も、いつ何時、簡単に掌を返されるかわかりません。本当にそう… 日本からは天才が出にくい。ただこれからの時代は平均値ではなく、飛び抜けた天才、奇才が未来を創っていく。彼らが活躍できる環境をつくることが何よりも重要。同じ悲劇を繰り返してはいけない!
金子さんは日本人に生まれて不幸だったかもしれない。なぜなら欧米版ウィニーを開発した北欧の技術者は、金子さんのように後ろ向きの裁判に7年半も空費させられることなく、その後、無料インターネット電話のスカイプを開発して、億万長者になったからであるこれよく覚えてる。作った人があたかも違法な用途のために作ったように言われてて、本当にそうなのだろうか?と漠然と思ってた。
今はそんなことはないだろうけど、本質ではなく重箱の隅をつつく日本の負の側面でしょう。確かに音楽とか映画が大量に winny 使って落とされていたのは事実なので、著作権者は面白くなかったでしょう。ただ、デジタル化とかインターネットか普及することを考えると起きてしかるべきで、ソフトの開発者を責めるのはお門違い。同様のことをしていた Napster の開発者とはあまりに対照的なのは気の毒で残念。