新型肺炎、日本で初確認 中国・武漢への渡航歴
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このニュースを見て、「大変だ、感染が日本にも広がっている」と不安を感じられた方がいらっしゃれば、そこには誤解があるかもしれません。
国内で感染患者が確認されても、それが同じ感染源(すなわち武漢の水産物商店あるいは同じ動物)からの感染であれば、あまりリスクに変化はありません。
この新型肺炎で疑われているコロナウィルスにはまだヒトーヒト感染の証明がありません。すなわち、仮にウィルスを抱えるキャリアや感染者が入りこんでも、今のところは他者に感染するとは言えない、ということになります。
このヒトーヒト感染の報告が「まだ」出ていないだけなのかが問題で、日本で同じ感染源の患者が出るかどうかより、例え武漢からでもヒトーヒト感染の報告が出るかの方が重要です。
専門家の中では、今回の感染症はこのまま収束する見方が今のところ強い状況です。不安を煽るような報道もこれから複数出てくるかもしれませんが、現時点での国民としての対応は、不適切に高価なマスクや根拠のない予防法に手を出さず、インフルエンザや風邪の標準的な予防策、これまでやってきていただいていることの継続で構わないと考えます。テレビの報道とかで『ひとつフェーズがかわった』と言ってましたが、
タイとか、中国以外で感染者が確認されているのとなんら状況に変わりはないので、別にフェーズは変わってません。
ただ、ヒト―ヒト感染が確認されたら、それはフェーズが変わったといえるかもですが。今回の新型肺炎コロナウイルスがヒトからヒトへ感染するかどうかが焦点ですが、中国では家族内での伝播を疑うケースも報告されており、対応は慎重に行う必要があります。
日本の医療機関も準備しており、1月10日には国立感染研究所と国立国際医療研究センターが、医療機関での適切な対応をまとめたものを公表しています。不安を煽る報道はやめてほしいですが、医療機関側は過剰に対応する必要があります。