イランが撃墜認める、主張撤回 ウクライナ機「人的ミス」
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注目のコメント
「誤って撃墜」が「ウクライナ機を標的と誤認した」のか「まったく意図せずウクライナ機に当たってしまった」のかはっきりしませんが、一連の軍事緊張が大変な事態を巻き起こしてしまいました。
(この部分に追記:声明で、ウクライナ機が「革命防衛隊の軍事拠点の方角に向かうなどしたため、不注意で撃墜した」と述べており、「標的(攻撃)と誤認」のようです)
犠牲者がカナダはじめ多国籍に渡ることでイランが外交的に難しい立場に置かれるかもしれないという影響と、多数の自国民が犠牲になったことが国内世論にどう影響するか、両面を見ていく必要ありそうです。呆れるほどずさんです。
自国の空港を飛び立った飛行機を撃墜することも、隠蔽工作も。
米軍によって自らも民間機を撃墜された経験を持つイランですが、論理的な正当性にも大きく影響することになります。
(絶対に明らかにならないでしょうが)どういった経緯・権力の流れで隠蔽が図られ、そして発表に至ったのかは興味深いです。
何度も繰り返しのコメントになりますが、これだから「エスカレーション」は避けるべきなのです。
死んだ軍人がソレイマニ司令官(および親イラン勢力)だけならいいかと言うと全くそんなことはない。
この緊張状態は続きそうです。念のためウクライナ航空機が飛行方式とくらべおかしな挙動をしたか見てみましたが、まったくおかしくはありませんでした。現地の明け方に起きた事件でしたが、明け方には他にも複数の国際線がテヘランを離陸して北西への進路をとって飛行しています。
決められた場所を飛んでいるだけで、勘違いされて撃墜されるというのではその防空システムはいったいどのようなロジックで作動するものなのでしょうか。今回たまたまウクライナ航空機が被害にあっただけで、1時間ほど前にはトルコ航空やアエロフロートの便も飛行していました。彼らも勘違いで撃墜される恐れがあったわけですが、今後のイランの説明次第ではイランへの離着陸を安全に行うことができないということになってしまいます。
責任をなすりつけあって非を認めないマレーシア航空機撃墜事件よりはマシですが、イランにはしっかりと経緯を説明してもらう必要があります。