同じ会社で定年、希望は6割弱 就職活動学生、転職も視野
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「定年まで同じ会社で働きたい!」とこっちが思っても、会社からさよならを告げられることもありますからね。それにその「同じ会社」が30年後にも存在しているかどうかも怪しい。結局は自分次第ではないでしょうか。安定を求めようが求めまいが、先のことは誰にもわからないですもんね。
ちょうど昨日、母校でゼミの後輩の方々にお話しする機会をいただきました。そこでもお話ししたことですが、安定を求めるのは自然な感情ですし結構ですが、そのよすがとすべきは就職先といった組織ではなく、自分自身だと思っています。
就業経験もない学生さんに、定年(果たしてこの概念が40年後に存在するのかも怪しい)までの働き方を尋ねたところで、要領を得た答えが返ってこないのは当たり前です。
新卒採用者に早々に辞められたら会社にとってはたまったもんじゃないでしょうが、就職なさる方は1-2年は自身の適性や好みを見極める期間と捉えておけばよいのではないでしょうか。
もしも最初から適性ぴったりの会社に出会えればラッキー、違うと思ったら、またその時に考えれば良いでしょう。
就活を前にして、妙に「自分が本当にやりたいこと」やら「志望動機」を考え込ませて、それがないことがあたかも欠陥であるかのような脅迫観念を植え付けるのは本当に意味のないことだと思いますし、そうしたことを殊更学生さんに問う企業は滑稽だと感じます。
ある人もいるのでしょうし、それはそれでいい。けれども就業経験もない人に「やりたいこと」なんて聞かれても、イメージつかないのが当たり前です。若い世代だと定年まで働くって信じられないと思うのだけど、それでもまた6割いるのか。新卒が転職を視野に入れるなら社内でしか使えない謎スキルを一生懸命覚えるより、自分の意見を出して会社に少しでもいいから実績か影響を出して、外への発信も忘れないように。