『ベーシックインカムを導入するために必要なこと』
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過去にベーシックインカムに似た政策があった。
定額給付金
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E7%B5%A6%E4%BB%98%E9%87%91
子ども手当
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E6%89%8B%E5%BD%93
実施後、マスコミによるネガティブキャンペーン。子ども手当は霞が関の官僚の裁量で税金が使われる政策に変わった。利権化した。
分かったことは、ベーシックインカムと官僚制は相性が悪いということ。前澤さんのベーシックインカム社会実験に対する、元厚生労働省官僚の千正さんのすばやい対応。
私も、現在のベーシックインカムの議論は、メリットばかりが喧伝されていて、財源の議論があまりになさすぎると感じています。(消費税60%になる計算とのこと)
なお、個人的には給付付き税額控除は筋が良いと思っていて、こちらがベーシックインカムと異なって広がれば、と思います。あるいは、子ども限定ベーシックインカムも。しかし、ユニバーサルベーシックインカムをイメージしている方々は受け入れないでしょう。前澤さんのはPRとしては効果がありますが「100万円を配ること自体はベーシックインカムではない」ですよね。
たぶん彼のような人が話題を作り、著者のような人が議論を展開するという役割分担に、結果としてなっています。
記事については、税金だとどのくらいか、社会保険を置き換えるとどのくらいか、っていうのがイメージしやすい内容になっていますね。
僕は今後はAIやロボットの技術が進み、仕事がない人たちが増え格差が広がると思うので、ロボットに課税するようなイメージでの所得再分配が必要だと思っているので、基本的にはBIに賛成です。
ただし年100万円を配るみたいなことは独裁制でもない限り難しいと思う。なので、中間的なものをまずは目指すべきだと考えています。
それは「国民健康保険料、国民年金、NHKの受信料(※)」といったほとんどの国民が支払う基礎的な部分を無料にするという形です。配るのにも徴収するのにもコストがかかる。
なので配らない代わりに徴収もしないことで実質的にBIを実現する感じです。ただしそれ単独では生活が成り立ちません。年30〜50万円くらいのイメージです。
その分だけ増税等で賄うことになりますが、いきなりBIとして100万円をするより、そうやって効率化してワンステップをおくべきだと思っています。
(※) 大多数が払うものだけでなく、給食費とか社会的に合意が得られるもので「いちいち徴収しているもの」を無料にするのもありだと思う。
また健康保険料など、基礎は無料にした上で、所得割などは所得税に組み込むのが良いと思う。