しっとりやさらさら…素材の「感性」価値を定量化、どうやって?
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人の生活にふれる化学や材料は、感性の世界を科学するところがもっとも投資が集まるようになってくる
人がどう感じるかは、人それぞれ、とはいえ。基本となる感じ方は文化や習慣で強化されていて、共通することが多分にある
一方、時代でかわるし、地域でも文脈でもかわる。だからこそ、ものさしがあって、方向性を示すコンセプトがあることが価値になるし競争優位の維持にもつながる。いちばん楽しい領域ですよね。わくわく”指との相互作用や各種物性データと合わせて、感性価値と素材の構成要素などの関係をマッピングした。
(中略)
顧客が求める感性価値に対して、素材と層構成、表面の凹凸構造の最適な組み合わせ提案をできるようにする。”
質感は個々人で感じ方が違う主観的部分が強そうですが(しかも気温や湿度などの外部環境の違いでも感じ方が変わりそう)、客観的な物性データに置き換えられれば、機械学習と組み合わせて狙った質感に近い素材や物性の候補リストを挙げてくれるレコメンドエンジンのようなものが作れるかもしれませんね。三井化学は、ポリエチレンのような汎用高分子の樹脂形態をコントロールしてフッ素樹脂並みの滑り性を出してみせるなど、ユニークな技術を多く持っています。同社が長く積み重ねてきた高分子の構造と物性に関する理解の賜物です。
この記事のように感性の部分も定量化できたなら、作る部分にはすでに強みがあるので、触感が必要な業界をリードできそうですね。楽しみです。
みんな大好き「もちもち」をぜひ攻略してください。
自動車内装のみならずクッションとかぬいぐるみ界も席巻できそう。