日本電産・永守重信を待ち受ける「3つの課題」
2019/12/17
モーター世界大手の日本電産のカリスマ創業者である永守重信氏は、ソフトバンクの孫正義氏やファーストリテイリングの柳井正氏らとも交友が深く、「社長が選ぶベスト社長」ランキングで1位を獲得するなど、日本を代表する名経営者として知られる。
その手腕は、一代にして、日本電産を時価総額4兆円の会社にまで成長させてきたことからも明らかだろう。
永守氏の原動力の1つは「未来予測力」だ。まだ、日本のモーター業界が誰も見向きもしなかった1970年代後半にパソコンの普及を予測したり、1995年からEV(電気自動車)化を見据えて車載事業に参入したりと、次々と世界を左右するトレンドを察知しては、そこに全力投球してビジネスを打ち立ててきた。
2020年、その永守氏を何が待ち受けているのか。「3つの課題」について紐解く。